遺影の用意は明るい終活
終活の一つに遺影の用意があります。
葬儀の際、祭壇の中央に飾る故人の写真を、自分で用意しようというわけです。
かつては、いざその時になって遺族がアルバムから探し出し、紙焼きの写真を引き伸ばして使ったものでしたが、今は写真もデジタル化。大量の写真をストックされている方も多いことでしょう。
その中から予め自分で選んでおくことは、残された人のためでもあり、自身も楽しい作業です。見送ってくれる人々の良い思い出になるような、家族が折に触れて微笑みかけてくれるような、そんな自分らしさが写し出された写真を選びましょう。
遺影は四切(254mm×305mm)や、A4(210mm×297mm)といった大きなサイズの写真を額に入れて使います。出棺の際ご遺族が胸の前に抱えて移動し、火葬場の儀式で飾ることもあります。
葬儀場の焼香台に、同じ写真を小さくプリントして写真立てに入れて、香炉と並べて飾ることも多くあります。サイズは、ハガキ大のL(89mm×127mm)やキャビネ(120mm×165mm)などにします。
写真選びの際に注意したいのは、人物にピントが合っていて、解像度が足りている写真であることです。解像度(dpi)とは、画像を構成する画素(pixel)の密度を表します。
解像度が不足していると、パソコンや携帯電話などデジタル画面できれいに見えていても、引き伸ばしてプリント(紙焼き)するとぼやけてしまうのです。プリントサイズによって必要な解像度が変わるので、プリントに出す前に調べておきたい点です。
これから遺影用に写真を撮るという、楽しい終活も魅力です。
最初から、サイズにふさわしい画素数で撮影できるので美しい写真が撮れる利点だけではなく、表情も服装もシチュエーションも自由になります。
写真館で正装の写真を撮り、併せて家族写真も撮れば、ご一家の記念写真になります。
カメラの設定を整えておけば、友人同士で互いに撮影し合っても、思い出深い一枚が生まれるでしょう。
趣味に取り組んでいる場面や、ゴルフ場や山登りなど、写真からその人の周辺情報が伝わってきます。
葬儀社などで開催する遺影撮影会を利用するのも手軽です。プロのカメラマンがリクエストに応じて撮影してくれます。服装を変えたり、帽子を着用したりと小道具持参でポーズをとるのは、撮影自体が楽しいイベントになります。
遺影の額縁は、大きな写真の場合、黒塗りや木調のシンプルなものが多く選ばれます。
一方、小さい写真の場合は、写真立てに入れてリビングルームに飾るなどずっと使い続けること多いため、サイズも枠のデサインも多彩です。
二面写真立てに、スナップ写真などを組み合わせても家族みんなの良い思い出になるでしょう。
温かい癒しの空間になりますので、生前から飾るのもすてきです。
最後に、遺影のデータは1つだけ選んで、分かりやすいように終活ファイルに保存しておくことをお忘れなく。






