笑ってスッキリ!寄席へ出かけてみませんか
最近、大きな声で笑っていますか?
おなかを抱えて「あはは」と愉快に、笑いすぎて涙が出るなんていうのも良いですね。笑う門には福来るや初笑いというように、笑いは縁起が良いものですが、笑いの文字の由来をご存知ですか。たけかんむりは両手、夭(よう)は踊る巫女さんの姿。両手を天に向けた巫女さんが体全体で舞い踊り、神様を楽しませているのだとか。
笑いのことわざといえば、笑いは百薬の長、笑いに勝る良薬なしが有名ですね。おなかから笑うと呼吸が深くなるので、あら不思議。天然のリラックス効果が生まれ、心も体もいい塩梅にゆるんでご機嫌に。医学的にも笑っている人の方が笑っていない人よりも免疫力が上がり、認知症予防にもつながると期待されています。
そこで景気良く笑えるのが「寄席(よせ)」。
人を集める意味の「寄せる」から「人寄せ席(ひとよせせき)」と呼ばれていたことも。寄席は伝統芸能といわれる落語をはじめ、漫才や講談、物まねや手品などの大衆芸能を楽しめます。
伝統芸能というとちょっとハードルが高いと思うかもしれませんが、そこは心配ご無用。お笑いを披露したい、お笑いを楽しみたい、そんな人たちが集まるところですもの、良い気があふれているのでご安心を。
落語の魅力は、やはり語り口。
落語家は舞台(高座といいます)の上で座布団に座り、声色を作り独特な間の取り方で登場人物を演じ分けます。扇子を箸にみたてて蕎麦をすする場面になると拍手が起こることもある名作「時そば」は、落語に興味がない方でも一度は聞いたことがあるのでは。
そして秋の落語といえば「目黒のさんま」。噺(はなし)の内容をここに書くのは野暮ってことでお許しを。このほか、悪人になりきれない泥棒噺、のんきでほっこりした人気者キャラの与太郎噺、夫婦や家族をテーマにした人情噺など、落語は喜怒哀楽が豊か。
寄席は、落語をはじめ、色々な演芸が入れ替わり、一度入ったら数時間も楽しめます。
笑いに満ちた寄席、実は縁起を大切にしています。例えば、出演者の名前を書いたあの独特な筆文字。
あれは寄席文字といって、力強く極太で隙間が少ないのは客席が埋まりますように、右肩上がりなのはお客様が増えて繁盛しますようにという願いが込められているのです。そして舞台の座布団。縫い目のない方をつねにお客様に向けて置きます。これは、ご縁の切れ目がないようにという願い。ドンドン ドンドドーンと開場時に響き渡る一番太鼓。これは大入りを願って「どんどん、どんと来―い」と叩きます。不思議なもので太鼓の音がそう聞こえてきます。
笑いが足りないなと思ったり、思いっきり笑って過ごしたくなったら、ぜひ寄席へ出かけてみませんか。そんな時に、こちらの情報サイトが役に立ちます。
〈落語芸術協会〉https://www.geikyo.com/
寄席に行くのはちょっと遠いという方は、ラジオやCD、ユーチューブをお家で流して楽しむのも良いですね。さぁさぁ、笑って笑って福を呼び込みましょう。






