仏さまにお参りしましょう
「仏さま」といえば阿弥陀如来、釈迦如来、大日如来などが思い浮かびますが、亡くなられた人も「仏さま」と呼びます。
推古天皇の時代の西暦604年に聖徳太子(厩戸皇子)によって制定された十七条憲法には、一条「以和為貴(和をもってとうとしとなす)」の次に二条「篤敬三寶(あつく三宝をうやまえ)」とあります。
三宝は仏(さとりを開いた人)、法(その教え)、僧(その教えを受ける人々)を指しています。
仏教には、人々の暮らしや風習を培ってきた長い歴史があります。
名勝の寺院には仏像が立派な壇に安置されています。そのお姿を拝むときにお寺の宗門を気にする人は少ないでしょう。
家にお仏壇がある場合は、ご自分の家の〇〇宗(宗門)△△派といった宗旨に従って、ご本尊の仏像や掛け軸をお祀りします。
お仏壇は黒漆塗り内側金箔のもの、銘木仕立てのものがありますが、昨今は生活に合わせたスタイリッシュなお仏壇が様々あります。
新たに購入する場合は、どのタイプが良いか選び方など分からないことも出てきますので、専門店や自分の宗派のお寺に相談しても良いかもしれません。
お仏壇には荘厳(しょうごん)という飾り方があります。ご本尊を中心に、花立て、香炉、燭台を配置します。お花を飾り、お灯明またはろうそくを灯し、お香やお線香で清めるこのしつらえは三具足と言い、花立てと燭台を一対に置くと五具足となります。お仏壇はご本尊をお迎えした所ですから、位牌や過去帳などは、邪魔にならないように収納します。
飾り方についてや、位牌・過去帳などの使い方などは、宗旨・宗派によって、それぞれ形式が異なりますので、自身の宗派やご先祖さまのことを知っておくと良いでしょう。
お仏壇を飾った後の、仏飯は、中央にお供えします。日常の生活の一部として毎日仏壇には花を飾り、お線香をあげて拝みましょう。
いずれの形式でも、仏教の教えに触れ、仏さまとなった亡き人に再会する所であることに変わりはありません。特定の法要だけではなく、日々、お参りする機会を持つことで、安らかな時間を得ることができるのではないでしょうか。






