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終活コラム
NO.44

夏の風物詩〜花火と夏祭りのおはなし

夏の風物詩〜花火と夏祭りのおはなし

うだるような暑さで何もしたくない日でも、夜空に打ち上げられた大輪の花火や祭りのにぎわいの音が聞こえてくると、暑さを忘れてウキウキと楽しい気持ちになるものですね。

私たちが子ども時代を過ごした昭和の夏は、夕方になるとひぐらしの鳴き声が響き渡り、夜風が心地良く、昼の暑さから解放されてホッと一息ついたものです。
夕食に冷や麦やスイカ、とうもろこしや麦茶を飲んで、お腹が冷えないようにと母親から腹巻きを身につけさせられ、家族みんなで高台にある公園に花火を見に出かけると、近所の人たちもたくさん集まって楽しいひとときを過ごしました。
皆様はどんな夏の日の思い出がありますか。
今回のコラムは、夏の風物詩・花火大会や夏祭りのルーツなどに思いを寄せてみたいと思います。

日本の花火大会の始まりは

江戸時代までさかのぼり、享保18(1733)年、隅田川で行われた水神祭(通称、両国の川開きと言われ、現在の隅田川花火大会のこと)に合わせて行われた花火の打ち上げが始まりとされています。その前年の享保17年は、気候不順によって作物が育たず、同時に害虫の大量発生によって飢饉が起き、疫病が流行りました。のちに「享保の大飢饉」と呼ばれるこの災厄によって、多くの人々が飢えに苦しみ、病によって亡くなっていきました。
当時、こうした疫病は祟りや怨霊によってもたらす災いと考えられ、時の将軍・徳川吉宗は、死者への供養と災厄退散の願いを込めて、水神祭を催し花火を打ち上げました。古来から火は邪気を祓う力があり、祈りや儀式に欠かせない神聖なものと考えられていたのです。
きっかけは鎮魂のために打ち上げられた花火ですが、以降、水神祭とともに花火の打ち上げを江戸庶民が心待ちするようになり、夏の行事として定着していきました。
その後、明治維新や第二次世界大戦の時期には一時途絶え、隅田川の水質汚染がひどかった昭和37年から52年まで中断をされていましたが、改善をされた53年から「隅田川花火大会」と名称が決まり、現在まで続いています。
もちろん花火大会は隅田川だけではなく、全国各地で開催され、夏の風物詩として多くの人々の心を潤してくれていますね。
8月19日「俳句の日」に因んで、ちょっと一服、花火の句を集めてみました。
川舟や 花火の夜も 花火売 小林一茶
宵々の 花火になれて 音をのみ 高浜虚子
暗く暑く 大群衆と 花火待つ 西東三鬼
星ひとつ 残して落る 花火かな 酒井抱一
空に月 のこして花火 了りけり 久保田万太郎
遠花火 開いて消えし 元の闇 寺田寅彦

人々の賑わいや花火が消えたあとの夜空など、風景が目に浮かんできますね。

8月後半からでも楽しめる東京都の花火大会(開催予定)
・8月24日(土)第49回 江戸川区花火大会 江戸川河川敷(都立篠崎公園先)
・8月24日(土)市制施工70周年記念 昭島市民くじら祭 夢花火 昭島市民球場
・8月27日(火)〜29日(木)夏休み!神宮花火ナイター 明治神宮野球場
・9月21日(土)調布花火2024(第39回調布花火)調布市多摩川周辺
・9月28日(土)第11回北区花火会 荒川河川敷・岩淵水門周辺
・10月5日(土)第46回世田谷区たまがわ花火大会 区立二子玉川緑地運動場
※日程等は変更されることがあるので、事前に確認をしてください。

夏の風物詩〜花火と夏祭りのおはなし

祭りの起源は「天岩戸隠れ」

祭りの起源は、古事記に記されている神話「天岩戸隠れ」に由来されるといわれています。須左之男命の乱暴な行動に、姉である太陽神の天照大御神が心を痛め、岩戸に隠れてしまいます。
すると下界は暗闇に包まれ、災いが起きる暗黒の世界になってしまいました。困り果てた八百万の神々は、どうしたものかと策を講じます。そこで天照大御神の好奇心を引き寄せるために、岩戸の前で神々が楽しげに踊ったり歌ったりと宴を繰り広げていると、その賑やかな気配に気づいた天照大御神が、岩戸を開けて外に出てきて、世界は再び光を取り戻したという神話です。この宴が祭りの起源とされています。

祭りに込められた思い

祭りは四季を通して行われますが、季節によって本来の目的がありました。
春祭りは、豊作祈願や無病息災が祈願され、夏祭りは、成長した作物を守るために風除けや虫送りの祭りが行われ、特に夏は疫病が流行ったために「疫病退散」や「厄除け」の祭りが行われました。また、お盆にまつわり、祖先を祀る行事も行われました。
秋祭りは、収穫に対する感謝の思いを込め、冬には、新しい年を迎えるための新春祝いの祭りが行われました。
こうして一年を通して、五穀豊穣を願い感謝をするとともに、厄除けや鎮魂といった、人々の切なる願いや祈りが、昔から込められているのです。
さて、祭りは神社が行うものと、地域が行うものとがあります。
神社で行われる祭りは、神社の神様に感謝を捧げ、地域の平和を祈願し、神事や巫女の舞、御神輿などの宗教的な儀式が行われます。神社の境内や周辺で行われ、地域に住む人々だけではなく、その信仰を持つ人たちや観光客も参加をします。祭囃子と共に山車や御神輿が町を練り歩き、神社の周りでは露店が出て活気を見せています。

夏の風物詩〜花火と夏祭りのおはなし

目黒区内で祭りが行われる神社・お寺(開催予定)

●瀧泉寺(目黒不動尊) 毎月28日が縁日、「甘藷まつり」は10月28日(月)
●八雲氷川神社 9月の第3土曜日・日曜日
●碑文谷八幡宮 9月14日(土)・15日(日)
●大鳥神社 9月7日(土)・8日(日)、11月「酉の市」
●上目黒氷川神社 8月の第4土曜日・日曜日
●天祖神社 9月の第1土曜日・日曜日
●中目黒八幡神社 9月の第3土曜日・日曜日
●十日森稲荷神社 10月の第1土曜日・日曜日
●烏森稲荷神社 9月の第3土曜日・日曜日
●熊野神社 9月の第2土曜日・日曜日
●北野神社 9月の第3土曜日・日曜日 ●高木神社 9月中旬
※日程等は変更されることがあるので、事前に確認をしてください。
地域に根付く祭りは、その地域の伝統文化の一端を担い、そこに住む人々の交流や親睦を深めることを目的としています。近くの公園や広場、商店街などで行われることが多いですね。納涼祭りや盆踊りなど、たくさんの人が集まり、屋台や模擬店などが立ち並びます。

目黒区の夏祭り〜秋祭り(開催予定)

●自由が丘女神まつり 毎年10月上旬に開催。自由が丘の街の至る所で様々なイベントが繰り広げられます。
●目黒区民まつり(目黒のSUNまつり) 毎年秋に開催。落語「目黒のさんま」にちなんだイベントなど、誰もが楽しめる催し物です。
●品川区の夏祭り〜秋祭り(開催予定)
●大井どんたく夏まつり 8月下旬の土曜、日曜日 大井町駅中央通り
●とごしぎんざまつり 8月最終の土曜、日曜日 戸越銀座商店街
●中延ねぶた祭り/よさこい祭り 9月中旬の土曜日 中延商店街
●しながわ宿場まつり 9月最終の土曜、日曜日 旧東海道・品川宿
※詳しい日程等は事前に確認をしてください。
猛暑が続いて、なかなか疲れが抜けない日々ですが、花火大会やお祭りに出かけてみませんか。楽しいハレのひと時で心を満たし、エネルギーにしていきましょう。

※本記事の内容は取材当時の情報をもとに掲載しています。営業時間・料金・サービス内容等は変更となる場合がございますので、最新の情報は各施設の公式サイト等にてご確認ください。

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