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終活コラム
NO.5

お墓のお引越し

お墓のお引越し

前のコラムでは墓じまいについて触れましたが、続いて今回は改葬のお話。
つまりお墓の引越しです。

改葬件数は国の統計で約12.5万件(令和元年度)。10年でおよそ1.7倍に増加しているそうです。一口に引越しといっても墓石も含め丸ごと引っ越す、納められている遺骨だけ人数分全部移す、特定の故人分の遺骨だけ移す、あるいは遺骨の一部を分骨するなどいろいろですが、大半の改葬は遺骨だけの移送だそうです。古いお墓は撤去し更地にして管理者に返します。
では、改葬は具体的にどんな段取りで進めれば良いのでしょうか。
まずは、墓じまいのコラムでも記した通り家族・親族間、寺院墓地の場合はお寺とのコンセンサスを得ておくことは言うまでもありません。
その上で新たなお墓となる改葬先を決めておきましょう。そして改葬先の管理者(霊園事務所、寺院等)から「永代使用許可証」(又はそれに類する受入証明)をもらっておきます。
次に改葬元の市区町村に「改葬許可申請書」を提出します。申請用紙は自治体によってはホームページからダウンロードできたり、遠方であれば大抵は郵送もしてくれます。申請書には埋蔵証明として所定欄に改葬元管理者の署名捺印をもらいます。又、多くの市区町村では、前述の永代使用許可証のコピーの添付や原本の提示を申請時に求められる場合があります。こうした手続きを経て「改葬許可証」が発行され、ようやく遺骨を取出すことができるのです。
因みに複数の遺骨を移す場合は、人数分の書類が必要となるので要注意。分骨の場合は改葬元管理者から「分骨証明書」をもらっておけば役所への届けは不要です。

遺骨の取出しやお墓の撤去・整地作業は、墓地の管理者を通じて業者(主には石材店)に依頼するのが一般的。 業者さんによっては事務手続きの代行もしてくれます。
遺骨を取出す際には、仏式であれば閉眼供養(宗派によっては言い方が異なる)を行います。外墓地から改葬する遺骨を室内施設に収蔵する場合、多くの場合には洗骨処理を施します。その後、改葬先に納骨し、今度は開眼供養を行います。
これら一連の流れで概ね1〜2ヶ月を想定しておくと良いでしょう。

さて気になるのは費用。
あくまで参考としてですが、遺骨の取出し3〜5万円、広さにもよりますがお墓の撤去・整地費に30〜50万円、お寺へのお布施(離檀料・供養料)として10〜20万円といったところ。これに新たなお墓の購入費が加わります。遠距離の場合は交通費も馬鹿になりませんね。

引越しには、それなりに手間と気配りとお金がかかるもの。
しっかりとした準備でのぞみたいものです。

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