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終活コラム
NO.57

国が違えばこんなに違う、世界のお葬式

世界のお葬式編 part 2

お葬式は故人への想いと、礼儀作法の一つひとつに失礼がないようにという思いが重なるものですね。
これまで終活コラムでもお葬式について触れてきましたが、今回は視点を変えて、世界のお葬式に目を向けてみたいと思います。

故人を盛大に送り出すガーナのお葬式

チョコレートの原料になるカカオ豆の栽培で知られる西アフリカ・ガーナ共和国。ここでは、死は新たな人生の始まりと信じられています。そのため、お葬式は祝福の儀式として数ヶ月の準備のあとに行われ、たくさんの人が集まり、みんなで歌ったりダンスを踊ったり、まるでお祭りのように過ごします。
「棺桶ダンス」や「ダンス葬」と題し、数年前にYouTubeやTikTokなどで話題になったこともあり、検索するとすぐにたくさんの動画を見ることができますよ。
また、棺桶のデザインがインパクト大。故人の人生に因んだものや好きだったものをモチーフにオーダーメイドする人が多く、魚やライオン、ギターなど、いろいろな形の棺桶があります。生前に自分の棺桶のデザインを決めておくということなのでしょうね。
歌い踊っていた人たちも、棺が霊柩車に運ばれ去っていくと、嗚咽をあげながら泣き崩れる人も。大切な人を見送る悲しみは世界中の誰もが同じなのだと思います。

世界のお葬式編 part 2

スピーディにおこなわれるブラジルのお葬式

明るく陽気なサンバやカーニバルで有名なブラジルですが、お葬式は意外にも音楽はなく、とても静かにシンプルにおこなわれます。
日本では火葬が一般的ですが、ブラジルでは土葬が一般的で、なおかつ亡くなってから24時間以内に埋葬しなければならない法律があるのです。温暖な気候の上に、ドライアイスでご遺体の保存をおこなう習慣がないため、お葬式は大変スピーディー。たとえば、朝にお亡くなりになると、その日のうちに葬儀、埋葬になるため、参列者はほとんど普段着で出席をするそうです。

フィンランドのお葬式は日本と少し似ている

世界の幸福度ランキング、2025年含め8年連続で第一位のフィンランド。サンタクロースのふるさとで有名ですね。さて、フィンランドでは、人が亡くなってから約2週間後に葬儀を行うのが一般的です。死を受け入れる心の準備のために時間を設けているという側面があるようで、この間、ご遺体は病院の霊安室に安置されています。
お葬式に参列する時の服装は、黒い色ならカジュアルな服でも大丈夫で、寒い時期はブーツを履く人も。お香典の習慣はなく、参列者はお花とメッセージを書いたカードを持っていきます。棺の上や周りに花を供え、一人ずつ、あるいはひと組ずつカードに書いたメッセージを読み上げます。また、故人がどんな人で、どういう家族や人々に囲まれて生きてきたのか、牧師さんがお話しをする時間もあるそうです。お葬式のあと、教会の近くにある会館などに移動し、故人を偲んで皆で食事をするのは、日本と似ていますね。

世界のお葬式編 part 2

涙を拭う白いハンカチ

世界のお葬式スタイルと比較すると、日本のお葬式は少々堅苦しく、いろいろなルールが多いかもしれません。
私ごとですが、社会人になったばかりの頃、仕事関係の人のお通夜に出ることがありました。「この白いハンカチをきちんとバッグのなかに入れておきなさい」と母に渡された何も飾りもない真っ白のハンカチ。お焼香のあと胸にこみ上げるものがあり、流れる涙を拭おうと出したハンカチ。近くにいた人が柄物のハンカチだったのを覚えています。その時、母に感謝しました。そうか、こういう小さなことが大切なのかもしれないと。
お葬式のスタイルは国や地域によって、さまざまな違いはありますが、なぜお葬式をするのか考えたことはありますか。
お葬式は、故人をあの世に送るための儀式であると同時に、この世に生きる私たちの心の整理のためでもあるのではないでしょうか。
誰もが、自分のお葬式に参列することはできません。この世からいなくなる日を事前に知ることもできません。だからこそ今日という日を、最善を尽くして生きていきましょう。

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